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ガジェットもしくはウィジェット(以下、特に限定しない限りガジェットと呼びます)は、パーソナライズされたページ(いわゆるマイページ)に組み入れる小さなWebアプリケーション、もしくは、Webにアクセスできるアクセサリー的なデスクトップアプリケーションです。これらは、従来型のWebアプリケーションともデスクトップアプリケーションとも「形」が違うというだけでなく、Webサイト本体にアクセスしなくても、そのWebサイトの情報や機能を利用できるという点で、「情報流通モデル、機能提供モデル」としても新しさがあります。既存Webサイトを新しいユーザ層へと広めたいと思っているデベロッパー、Webサイト以外のマッシュアップモデルを考えているデベロッパーにとっては、作り方のオモシロイ選択肢の一つになるのではないでしょうか。
本チュートリアルでは、そんなデベロッパーのみなさんに、ガジェットにフォーカスしたHOW TO MAKEをお伝えしていきます。
チュートリアルの目的 |
本チュートリアルは、ガジェットを始めて作ろうとしているデベロッパー、もしくは、あるプラットフォームのガジェットを既に作っていて、それを他のプラットフォームにも移植したいと思っているデベロッパーに、ガジェットのHOW TO MAKEをコンパクトに伝えることを目的としています。
ガジェットは、Webベース(例えばiGoogleやWindows Live)もしくはデスクトップベース(例えばMacOS X DashboardやGoogle Desktop)のプラットフォームの上で実行されます。ユーザに対して同じような機能を提供するガジェットであっても、プラットフォームが違えば、ガジェット(プログラム)も違うものを用意する必要があります。この「プラットフォーム毎に必要なプログラム」が、ガジェットを制作する上でも、ガジェットを普及させる上でも、ハードルの1つになっていると思われます。そこで、本チュートリアルでは、同じ機能のガジェットをプラットフォームごとに5タイプ作成し、プラットフォーム間の実装方法の差異(もしくは類似)を対比できるような構成としました。もちろん、プラットフォーム固有の事項も、必要に応じてプログラミングティップスとして記述してあります。
チュートリアルで扱う範囲 |
ガジェットには多くの種類がありますが、本チュートリアルでは以下の5つのガジェットについて解説しています。この他にもMacOS X Dashboard Widgets、Opera Widgetsなどがありますが、利用ユーザ数が多いと思われる5つを選択しています。
- iGoogle Gadgets : GoogleのパーソナライズホームページiGoogle向けのガジェット
- Google Desktop Gadgets : Google Desktop向けのガジェット
- Windows Live Gadgets : Microsoftのパーソナライズホームページlive.com向けのガジェット
- Windows Sidebar Gadgets : Microsoft Windows Sidebar向けのガジェット
- Yahoo! Widgets : 米Yahoo!が提供するYahoo! Widgets Engine(旧Konfabulator)向けのガジェット
本チュートリアルでは、グルメ店検索アプリケーション(後述)を5つのガジェットタイプで作成し、そのソースコードをもとに、ガジェットタイプ毎の実装方法や、知っておくと便利なプログラミングティップスを紹介しています。ガジェットを作成、公開するための網羅的な手順や、関数すべてを説明しているわけではないので、必要であれば、それぞれのリファレンスサイトを参照ください。
今回作成したサンプル — GadgetsPepper |
GadgetsPepperは場所と料理ジャンルを指定することで、グルメ店を検索し表示するガジェットです。グルメ店の検索には、リクルートの提供する「ホットペッパーAPI」、地図の表示にはGoogleのGoogle Maps APIを利用しています。主な機能として、以下の6つを実装しています。

(1)地図を移動
地名やランドマーク名を入力し、その場所に地図を移動することができます。
(2)ジャンルを選択
料理ジャンルをプルダウンメニューから選択できます。プルダウンメニューには、ホットペッパーAPIを呼び出すことで得られるジャンルマスターをセットしています。
(3)グルメ店を検索
料理ジャンルと地図中心点を条件にしてホットペッパーAPIを呼び出すことで、グルメ店の検索ができます。
(4)詳細画面を表示
マーカーをクリックすることでグルメ店の詳細画面が表示されます。
(5)背景画像を変更
背景画像が5パターン用意されており、好きな画像を選ぶことができます。
(6)状態の保存と復帰
ガジェット終了時、その状態を保存し、次にガジェットが表示された時、それを復帰します。保存される状態は、最後に実行された検索条件と背景画像です。
プラットフォーム別チュートリアル |
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iGoogle Gadgets、Google Desktop Gadgets、Windows Live Gadgets、Windows Sidebar Gadgets、Yahoo! Widgets別にチュートリアルがあります。それぞれ、ガジェットのインストール方法、前項で説明した6つの機能をどう実装しているかと言う解説、プラットフォーム固有の実装ティップス、すべてのソースコードが掲載されています。先ずインストールして動かしてみるもヨシ、ソースコードから眺めてみるもヨシ、ガジェットタイプ毎の実装方法を比較するもヨシ、知りたい部分から読み始めて頂けるとよいと思います。
リファレンスサイト |
[iGoogle Gadets]
[Google Desktop Gadgets]
[Windows Live Gadgets]
[Windows Vista Gadgets]
[Yahoo Widgets]
プログラム制作およびチュートリアル執筆協力 |
早期にガジェット(ウィジェット)を活用したネットビジネスに注目し、中でもGoogle、Microsoft、Yahoo!に対応したガジェットにフォーカスした事業を展開中。数々の企業ガジェットを企画・制作し、ガジェットに関する執筆も行う。Microsoft主催の「Windows Vista ソフトウェアコンテスト」のLiveガジェット部門で入賞するなどの実績も抱える。ガジェット共有ポータルサイト HANATSUKI を運営。 |
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